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「春はあけぼの」
展望台へと続く山道を進むほどに周囲の木々が高くなり、
いつの間にか漆黒の闇になっていった。
そのせいだろうか、邪魔な光が届かないこの場所から空を見上げると
シャンデリアのような星のきらめきが目に飛び込んでくる。
真夜中でも暗闇になることのなくなってしまった今、
これほど多くの星に包まれた夜空を見るのは何十年ぶりだろう。
展望台にたどり着くと水入れされた田んぼからカエルの大合唱が聞こえてくる。
てんてんとある散居村の明かりは蛍のようにまばたいている。
夜明けが近づくと薄明かりに照らされた水田が姿を現した。
なんて素晴らしい景色なのだろうか。
思わず学生時代に古典の授業で習った随筆が頭に浮かんだ。

春はあけぼの1

「枕草紙」の第一段

春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山ぎは、
すこしあかりて、
紫だちたる雲の細くたなびきたる。

春はあけぼの2

置賜(おきたま)の春はまさにその言葉どおりだ。

日の出が早いこの季節、
米坂線の一番列車が通過する頃、
今度は朝靄に輝く銀色の世界へと変わっていた。

やはり「春はあけぼの」である。

春はあけぼの3



1・2枚目の写真 山形県飯豊町・長井市方面
3枚目の写真(山形県 JR米坂線 萩生~羽前椿間 2012年5月20日撮影)
JR米坂線 | 2012/05/22(火) 23:52 | Trackback:(1) | Comments:(0)
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展望台へと続く山道を進むほどに周囲の木々が高くなり、いつの間にか漆黒の闇になっていった。 そのせいだろうか、邪魔な光が届かないこの場所から空を見上げるとシャンデリアのよ
2012/05/23 Wed 03:09:06 | まとめwoネタ速neo


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