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ローカル線の旅 「秋田内陸縦貫鉄道」#3 ~阿仁合から鷹巣を目指して 2~
森吉山
(車窓右奥に見える森吉山と手前を流れる小又川)

数えるほどの乗客しかいな列車だが、
秋田美人のアテンダントさんは丁寧に観光案内のアナウンスを続けてくれる。

そのアテンダントさんの案内どおり秋田内陸線は山間部に入ると森吉山が見え隠れする。
ランドマークとも言えるこの山を内陸線はぐるりと約半周するのだが、
森吉山周辺には様々な動植物が生息し豊かな自然が溢れるエリアなのだ。
列車の窓を開けて風を受けてみると、心成しか空気がおいしく感じられる。

途中いくつかの駅で乗客が乗り降りしたものの相変わらず車内は数人程度。
観光客の多い急行と違って普通列車の乗車率は厳しい現実があるみたいだ。

そして間もなく終点のひとつ前、西鷹巣駅に到着した。
幼い赤子を抱いたお母さんが乗車口に立っていたが乗車する様子がない。
変だなと思っていたら運転士が戸口まで駆け寄って行き水筒を受け取っている。
おそらくそのお母さんは奥様で今日は暑いのでご自宅から水筒を持って手渡しに来たのであろう。
ローカル線ならではの微笑ましい光景であった。

やがて列車は終点の鷹巣駅で乗客を降ろすとそのまま阿仁合駅まで折り返し運転になるのだが、
その鷹巣駅では座席が埋まる程のたくさんの乗客がこの列車を待ち受けていた。
下車した僕は列車が出発するのをしばし見送る。

そして誰もいないホームに残るこの僕を
改札口にある風鈴が涼しげな音を鳴らして迎えてくれた。

鷹巣駅の風鈴
(鷹巣駅の風鈴)



(秋田内陸縦貫鉄道 阿仁前田~前田南間 2011年7月10日撮影)


秋田内陸縦貫鉄道 | 2011/08/16(火) 23:59 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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