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ローカル線の旅 三岐鉄道北勢線# ~阿下喜駅から軽便鉄道博物館へ その1~
始めに・・・ 
 
 この「軽便鉄道博物館」に初めて訪れたのは今年の1月3日。年末年始の休暇を利用して紀伊半島を一周する旅の途中にフリーきっぷを使って偶然立ち寄ったのが始まりでした。基本的に第一・第三日曜日が開館日なのだそうですが、今年のお正月は変則的に第二・第三日曜日に変更だったらしく、本来であれば外から眺めるだけでそのまま素通りしていたのかも知れません。ですがたまたま臨時で開館されていて、たくさんの方に親切にご説明していただきながら貴重な展示物を見て回りました。偶然の出来事でしたがこれも何かの縁らしく、その後に自宅へ戻ってからいつかまた再訪したいと思っていました。今回8か月ぶりに念願叶って再訪できましたので、その時の様子も含めて何回かに分けてご紹介したいと思います。

軽便鉄道博物館
(三岐鉄道「阿下喜駅」に隣接する「軽便鉄道博物館」 2010年1月3日撮影)



 三岐鉄道北勢線の終着駅である「阿下喜駅」に隣接して「軽便鉄道博物館」があります。月に2回ほどの開館日には親子連れを中心に老若男女たくさんの方が訪れます。
 軽便鉄道とは耳慣れない言葉ですがどのような鉄道かというと、通常の鉄道より線路の幅や列車の車体が一回り小さく、様々な面でコンパクトに出来ているので建設費や維持費が安価で済み日本の鉄道の普及にとても貢献しました。
 そしてこの三岐鉄道北勢線こそが軽便鉄道をベースに現存する日本で数少ない鉄道なのです。そんな歴史的価値のある北勢線の終点「阿下喜駅」に隣接する敷地に、ASITA(北勢線とまち育みを考える会)という団体がこの「軽便鉄道博物館」を開館しました。

ミニ電ホクさん
(試運転中のミニ電ホクさん)

 その「軽便鉄道博物館」の建物の前には軌道が敷かれ、なんと自作の「ミニ電ホクさん」という愛称の可愛い列車が運行されています。背後に見える阿下喜駅に停車中の北勢線の列車とそっくりですね。これには乗車していた親子連れも皆さん満足顔でした。
 そんなミニ電に見とれていると、前回訪れた時には無かったものが足元に見えるではないですか。それはこの写真の「軌道自転車」。驚くことにこれも自作だそうです。整備中だった会員の方(なんと昔に北勢線で車両の整備をされていた本職の方です)のご説明によると、この椅子は本物の列車の運転台についていたものだそうで、よく見ると木製のフレームの色まで昔よく見た運転室のカラーリングそっくりではないですか。僕も男の子ですからこの魅力的な運転台に乗って運転したくてムズムズしてきます。それまで色々とご案内いただいていた会長さんから絶妙のタイミングで「乗ってみませんか?」の一言が。これには「はい」と答えるしかないでしょう!(ん、最近どこかで同じシチュエーションがあったような 笑)

軌道自転車
(軌道自転車)

 お言葉に甘えて本日第一号の軌道自転車運転士として運転台に乗車します。実際に使用されていた本物の座席ですから椅子の下にノブがついていて、僕みたいな大人でもシートポジションを調整できるように製作されていました。ハンドルと駆動系は自転車からの転用で、車軸にスプロケットが直結で溶接してありました。そのハンドルには左手にブレーキ、右手には3段変速スイッチが装備されています。そして後ろには一人乗りのトロッコ車両が連結されていました。
 今回はひとりだけで運転なので関係ないのですが、後ろに人を乗せて一人で進めるのかなぁという不安がよぎります。そんなお節介な心配はとりあえず忘れることにして、いよいよ出発の瞬間です。

 まずギアがローにあることを確認して、前方をよし、後方よし、出発進行~。ペダルに力を入れブレーキを緩めます。行きの区間は若干の登りこう配だそうですが、楽々と進み始めました。そしてすぐにギアをトップに入れます。それでも全然ペダルは重くなりません。これなら小さなお子さんでも足が届くなら運転できそうですね。むしろ加速しすぎて怖いくらいかもしれません。
 やがて直線が終わりに近づきますが、安全運行を第一にカーブと分岐器では十分に減速します。カーブを終えて折り返しの直線に入ると、目前には現在修復作業中の「モニ226」と、左手には阿下喜駅に停車中の北勢線の列車が視界に飛び込みます。「これはたまらん!」

軌道自転車で走る
(軌道自転車で走る)

 前方の腕木式信号機は停止表示ですが見なかったことにして(笑)両脇の列車を通り過ぎ博物館の裏手を回るといよいよ終点です。しっかりと停止位置につけて乗務完了です。
 この自作軌道自転車は非常にペダルが軽く楽に運転できます。僕のあとに小学生くらいの子供がお父さんを後ろに乗せて運転していましたが、驚くことに無理なく加速して運転されていました。運転前のお節介な心配は無駄なようでしたね。
 鉄道はエコな乗り物だと最近注目されていますが、レールの上を車輪が転がるだけで接点が小さい鉄道は少ない動力で重量物を運ぶことだ出来るんだということを、身をもって体験できることは非常に良いことだと思いました。

 週末にはお子さんを連れて北勢線に乗って、この「軌道自転車」や「ミニ電ホクさん」にご乗車されてみてはいかがでしょうか。きっといつも以上にお子さんの素敵な笑顔が見れると思いますよ。詳しい運行日などはこちらでご確認ください。


(3枚の写真とも 三重県いなべ市 軽便鉄道博物館 2010年9月5日撮影)
三岐鉄道 | 2010/09/06(月) 21:50 | Trackback:(0) | Comments:(2)
私、軽便鉄道博物館の館長です。遠方よりお越しいただきありがとうございました。今回は猛暑の中のご来館いかがでしたか?今回の公開日は欠席させてもらい失礼いたしました。(私がいたところで何も説明できませんが・・)
北勢線も軽便鉄道博物館もakabaraさんの記事ステキに書かれていて感動してます。
またのお越しをお待ちしております。
2010/09/11 土 20:20:06 | URL | あんちゃん #-編集
 館長さんにお会いできなかったのは残念でしたが、何度伺っても会員の方々に温かく迎えていただき、こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいです。

 ナローゲージと現存する数々の鉄道遺産、そして沿線の風景と、北勢線には人々をわくわくさせるようなコンテンツが揃っています。私個人の力ではどうする事もできませんが、記事を通して訪れてみようかというような方が一人でも多くいらっしゃればと思い、拙い写真と文章ですが勝手に応援させていただいております。

 博物館の維持は大変でしょうが、貴館のご発展と北勢線の存続を心から願っておりますと共に、また次回再訪できることを楽しみにしています。コメントありがとうございました。
2010/09/12 日 00:00:49 | URL | akabara(管理人) #ek.3C4W2編集
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