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消えゆくキハ52 #4
北小谷~平岩間 俯瞰

 糸魚川駅から6時4分の始発列車に乗って北小谷駅で下車したのだが、早朝にもかかわらず2両編成のキハ52は満席で立ち客が出るほどであった。ここは山道の途中から列車が俯瞰できる有名な撮影ポイントであるが、同じ北小谷駅で下車した人達は反対の方向へと行ってしまった。確かに雪の降る山道を20~30分徒歩で登るのはキツイので仕方ないのだが。迷わず僕は彼等とは逆方向へと進んだ。膝近くまで丈のある長靴と合羽、更には荷物ごと覆えるポンチョを着込み携帯傘をさしてと怪しさ全開のフル装備で山を登った(笑)
 だが登るのはつらくはない。早朝の山道は空気が澄んでいるし、雪が降っているせいか辺りは静かでとても気持ちがよい。誰も通っていない雪道に自分だけの足跡を残すという優越感にまで浸れる。そして登った先にはこの様な素晴らしい風景が待っていると思うとまるで疲れなど感じない。

 ほどなくして目的地に着いた。俯瞰してみるとけっして視界は良くないが何とか列車は見渡せそうだ。そして待つこと約30分。さっき乗ってきた列車が終点の南小谷まで行って折り返してやってきた。この写真がその1枚である。

 その1時間後にやってくる列車を正面から狙う為に更に45分くらいこの場所で待っていたのだが、雪が強くなりどんどんと視界が悪くなってきたので、15分で山を駆け下りて北小谷駅近くの橋の上から別アングルでの撮影するはめになってしまった。それも苦い思い出ではあったが時が経てば楽しい思い出へと変わるであろう。

 皆さんにこの空気感が伝わればよいのだがどうだろうか。


(大糸線 北小谷~平岩間 北小谷側俯瞰 2010年3月7日撮影)
JR大糸線 | 2010/03/10(水) 23:40 | Trackback:(0) | Comments:(0)