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「記憶に残る車窓~心字雪渓」

(心字雪渓)

今年の桜の咲く頃に秋田県の由利高原鉄道を訪れたとき、
沿線で見た鳥海山は残雪に覆われ真っ白な山容であった。
その時以来、夏場に現れるという「心字雪渓」を
是非この目で見てみたいという思いが募った。

その願いを叶えるため7月も半ばにさしかかる頃、
僕は秋田発の特急列車に乗って新潟を目指し南下する。

羽後本荘駅が近づくにつれ、車窓左手に鳥海山が見え始める。
駅を過ぎて間もなく鳥海山の山肌にある雪渓がはっきりと姿を現す。
そこには確かに「心」という文字が浮かんで見えた。

今度は山の木々が色づく姿を見てみたいと欲が出る。
そして記憶に残る車窓がまたひとつ増えた。



きらきら日本海
(夏の陽光を浴びてきらきらと光る日本海)

 秋田を出て前記の由利本荘駅までの間には、車窓右手にご覧のような日本海を見ることができます。
羽越本線はそのほとんどが日本海沿いを走る絶景路線。新潟県に入る頃に運が良ければこちらのような光景も。
 春の由利高原鉄道からみた鳥海山はこちらでどうぞ。


1枚目(JR羽越本線 西目~羽後本荘間 いなほ14号の車窓から 2011年7月10日撮影)
2枚目(JR羽越本線 羽後亀田~岩城みなと間 いなほ14号の車窓から 2011年7月10日撮影)
JR羽越本線 | 2011/07/26(火) 23:08 | Trackback:(0) | Comments:(2)
「記憶に残る車窓~笹川流れ」
笹川流れ

レールのジョイント音をBGMにして
眠りを誘う心地よい揺れの中、
刻々と変化する空と海のグラデーションが
夢半分の僕の目に映っている。

いま旅をしているんだと実感する瞬間。
記憶に残る車窓がまたひとつ増えた。



 ここは新潟県村上市にある国の名勝天然記念物「笹川流れ」です。
 夕陽を見るなら日本海という事で羽越本線を秋田から新潟まで「いなほ14号」に乗車してみました。本来であればこの区間には「きらきらうえつ」という快速のジョイフルトレインがあるのですが、日の長い夏場の時期には太陽が沈む前に新潟に着いてしまいます。そこで後続の「いなほ14号」となったわけですが、お目当ての「笹川流れ」がある「桑川~今川~越後寒川」の区間を通過する時間が19時頃ですので、この時期が日の入りの時間となるどんぴしゃのタイミングです。
 というわけで期待を込めて楽しみに乗車しましたが、そうそう調子よく天気が良いとは限りませんし、なにしろ初めての乗車区間なのでどういうアングルがのぞめるのかも分かりません。知っているのは海の先に粟島が見える事と笹川流れの奇岩・絶壁があることくらいです。
 どきどきしながらその区間が近づいてきた頃には、窓に移りこむ車内の光を嫌ってカーテンを被りながらカメラを構える僕。怪しさ全開ですね(汗)。それと同時に早朝からの出発で疲れがピークに達していた頃なので睡魔も一気に襲ってきます。冒頭の言葉通り夢半分のうつろな目でファインダーを覗いていました。でも流れる車窓に突然飛び込んできたのは思い描いていた以上の素晴らしい光景で、すぐに目が覚め夢中でシャッターを押しました。この1~2分後には夕陽は粟島の影となって沈んでしまいましたが、なんとか運に味方され素敵な風景をカメラに収められ満足な旅となりました。


(JR羽越本線 桑川~今川間 いなほ14号の車内から 2011年7月10日撮影)
JR羽越本線 | 2011/07/11(月) 23:00 | Trackback:(0) | Comments:(2)